
沖縄本島北部・名護市の東海岸に、「大浦(おおうら)」という小さな集落があります。
那覇空港から車で約90分。西海岸のリゾートエリアとは反対側にあるこの集落には、大型ホテルも商業施設もありません。あるのは、ジュゴンの棲む静かな湾、沖縄本島有数のマングローブ林、そして今も続く集落の暮らし。
この記事では、大浦でリトリートヴィラを営む私たちMANANI OKINAWA(マナニ オキナワ)が、地元目線で「大浦とその周辺のおすすめスポット」をご紹介します。派手な観光地はありませんが、やんばるの自然と暮らしを一番近くで感じられるエリアです。
1. わんさか大浦パーク
大浦観光の拠点になる「海辺の直売所」
大浦に来たら、まず立ち寄りたいのがここ。大浦湾のほとりに建つ赤瓦の建物「わんさか大浦パーク」です。
名護市東海岸の10の集落が出資して運営している地域の交流拠点で、直売所にはやんばるで育った野菜や果物、地元の食材を使ったお惣菜やスイーツがずらりと並びます。パーラーの軽食を買って、大浦湾を眺めながらテラスで食べる時間は、それだけでちょっとした旅の目的になります。
マングローブの遊歩道チケット購入や、カヤックツアーの受付もここ。大浦エリアの「入口」としてまず最初に訪れるのがおすすめです。
場所:名護市大浦465-7(国道331号沿い・赤瓦の建物が目印)
駐車場:無料
営業時間・定休日は変動があるため公式サイトをご確認ください
2. 大浦川マングローブロード
「生命のゆりかご」を歩く遊歩道
大浦のハイライトが、大浦川の河口に広がるマングローブ林です。名護市の天然記念物に指定されており、沖縄本島でも有数の規模。オヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギの3種が生い茂る林の中を、全長約700mの遊歩道(木道)で散策できます。
このマングローブ林は「生命のゆりかご」と呼ばれ、100種類以上の生き物のすみか。潮が引けば一面の干潟にカニやトントンミー(ミナミトビハゼ)が現れ、潮が満ちれば水面を魚が行き交います。訪れる時間帯(潮位)によってまったく違う顔を見せるので、連泊して満潮と干潮の両方を歩くのが通の楽しみ方です。
- 入場チケットはわんさか大浦パークで購入(大人400円・小学生200円) 2026年6月現在
- 地元ガイドと歩くガイドツアーもあり(要予約)
- 屋外なので夏場は帽子と水分を忘れずに
4. 大浦集落の散歩
観光地ではない「やんばるの日常」を歩く
スポットと呼ぶには地味かもしれません。でも、大浦に来たらぜひ体験してほしいのが、集落そのものの散歩です。
赤瓦の民家、石垣、庭先の果樹、御願(うがん)の場所。マングローブロードの途中では集落の中を歩く区間もあり、観光地とは違うローカルな空気を感じられます。すれ違う地元の方と交わす「こんにちは」の一言が、旅の記憶に残ったりするものです。
朝夕の涼しい時間帯が歩きやすく、夕暮れの湾沿いは特に美しい時間です。
大浦に泊まるなら——目の前にビーチのあるリトリートヴィラ MANANI OKINAWA
私たちMANANI OKINAWAは、大浦湾の海の目の前にある1日2組限定のリトリートヴィラです。
「衣食住体の原点に立ち返る」をコンセプトに、全2室・オーシャンビューの客室(1室33,000円〜・素泊まり)に加え、ヨガクラス、タイ古式マッサージ、自家菜園、料理教室、カフェを併設。この記事で紹介したスポットはすべて、MANANIを拠点にゆっくり巡れます。
朝はマングローブを歩き、昼はわんさかで地元の味を、夕方は湾沿いを散歩して、夜は波の音の中で眠る。大浦の一日を、そのまま暮らすように過ごしてみませんか。